少し前の昨年末、実家から餅が送られてきたのをきっかけに
空前の餅ブームだ。実家ではその昔から年末に餅をつく。
それを食べて育ったが、正直、ほとんどなんの感慨もなかった。
その後家を離れても、年末についた餅はいつも送られてきた。
それでもなんの感慨もなかった。食べきれず、いやほとんど
手をつけないまま冷凍庫にほうりこまれ、そのまま忘れ去られたり
思い出した時に処分したり、そうだな、お好み焼きを作るときの
もち、チーズ、などのトッピングとして活躍したくらいしか思い出がない。
ところがどういうわけか、いや、心理的にはなんとなく説明が
つきそうなのだが長くなりそうなので、やめとく。
どういうわけか昨年末に送られてきた餅をきっかけてに餅ブームだ。
なんといっても、餅を焼いてしょうゆで焦げ目をつけて海苔で巻いて
食うのがうまい。それ一辺倒だ。磯辺餅というらしいね。
昨日の誕生日に嫁は高級餅だという餅を買ってきた。
味はよくわからなかったが、餅として普通にうまかった。
誕生日に餅を食う。息子はそばでアンパンマンを見ている。
嫁と日常会話を交わす。病人はいない。健康だ。
「シャンパンや美女にお祝いされなくても、こういうのが
本当は一番幸せなんだろうな」
と話したがシャンパンや美女にお祝いされる誕生日なんて
味わったことがない。シャンパンや美女にお祝いされたことが
ある人が言うならわかる。シャンパンや美女にお祝いされる
誕生日がどんなものか、ぜひ一度経験してみたいものだ。
それから、本当の幸せを語ってみたい。
間に合うだろうか。もちろん半分は冗談だ。
半分は本気だ。半分、つまりシャンパンは省いていい。
ビールで十分だ。美女に囲まれてビールでお祝いされたい。
美女は私の考える美女でなくてはならない。ビールはなんでもいい。
そんな私を猫が囲んでくれている今。
朝からくだらないことを記した。仕事へいかねば。