SUNDAY MORNING その2
タイトルは関口宏にとても関係がある。
佐々木朗希が完全試合という偉業を成し遂げた。
次の先発試合は日本中の（世界の野球界も？）
大注目で、
結果8回まで再び完全試合を成し遂げて、
それはもう、ぶったまげる凄さだ。
でも、9回までは投げていないので、
「2試合連続パーフェクト」という、
わかりやすい形としての偉業には達していない。
国民（我々）はわかりやすいものが好きなので、
是非、2試合連続パーフェクト試合をやって欲しかった、
という結果を求めるのだろう。
1試合パーフェクトだって、凄すぎるのに、
2試合パーフェクトという前人未到の偉業をやって欲しくて、
その手前までを見せてもらえたのは
本当に心震え、9回で交代したことは、
賛否両論とびだす機会になった。
（文章が変でごめんなさい笑）
たとえば、プロ野球の歴史において、
それ以前に完全試合を達成したのは
直近で２８年前の槙原投手で、
それはそれで凄いのだが、
今、槙原投手をTVで見たって、
なんか、ただのオッサンだな、
と思う。
(もっとも、ジャイアンツの選手は皆
おっさんに見えるという
社会の洗脳を浴びているが、
人によってはプロ野球選手がみなおっさんに見えるという
社会の洗脳を浴びている人もたくさんいるだろうな、
と邪推する)
そこへ2試合連続で前人未到をやってしまうと、
色んな意味で怖すぎて、
ビビって、みんなでそれはやめておこう、
という力が働いたんかな？
とかも思う。20歳でパーフェクトを連続2試合って、
その後の人生、ヤバすぎないか、というわけだ。
でも、時々、マラドーナとか、
何十年のスパンで
メッシが現れたみたいに、
人間界には、そういう凄すぎる事や
凄すぎ、ヤバすぎの人が現れる(プーチンしかり)から、
佐々木朗希は
世界のスポーツ界の
メッシみたいになるかもしれないよね、
そして、それは見たい。
ところで、あの大谷も、その佐々木も
東日本大震災の一番の被害を受けた地域の
出身で、当時は両者とも子どもだった。
佐々木は父を震災で亡くしたそうだ。
東北の震災の厳しさと辛さが、
その時に子どもで野球少年だった
大谷や佐々木を強くしたのかと思う、
などとは、ひと言では言えないが、
大谷や佐々木の偉業を見ると
あながち間違いではないのではないか、と思う。
つらいことをバネにした、と
簡単には言えるものではないが、
そういうことになるのかと
思う。
ところで、佐々木投手には、高校時代
「その試合に登板しない事で、
甲子園出場を逃した」
という試合があったそうだ。
監督が、佐々木選手の将来を考え、
「今日はちょっと怪我をしそうだ」と
いう判断で(高校野球は一人エースの連投がザラだ)
登板させなくて、そのおかげでチームは負けて
甲子園出場を逃した、ということだ。
その決断をした監督に対して、
色々とこれまた
賛否両論あったそうだ。
例えば、
「甲子園出場という大切な切符をかけた試合に
どうしてエースを登板させないのか」
とか、
「甲子園とは神聖な場所であるがゆえに、
チームメイトの夢を叶えなければならないから、
エースは登板すべきだった」
とか、
「無理をしてでもやることで、やれば出来るという
ことを学ぶわけだから、無理をしてでも登板させるべきだった」
とかいうそういう系と
あとは、その判断は監督が正しかった、
という監督擁護派に二分されたそうだ。
当の佐々木本人は、
「監督が言うのだから仕方ない」
と受け入れていたらしいが、
それに対して、
「監督にもの申せない人間形成は、
そもそも教育としてダメで、
そこで「登板させてください」といえる
教育ができていないから、ダメだ」
というものもあったらしい。
(以上すべてネット情報です)
考え方には答えは無いが、
考え方に時代の主流はある。
球界レジェンドの張本氏は
「喝」でおなじみにのサンデーモーニングにて
この件に対し、その監督に
喝 と申したそうだ。
それで炎上したということですが、
それについて調べるうちに、
面白い記事をみつけて、
もはや自分が記す必要は無いと感じたので、
その記事のリンクを張って終わります。
張本だけに、張って。
おあとがよろしくないようで。
(ダルビッシュ有が張本氏にツイートした件も
僕は好きです。いやはやネット社会ですなぁ)
終
