おひとりさまを楽しんで
意外な人の自殺。
まさかのあの人の事件や犯罪。
「全然そんな人には見えなかった」
人々はそう感想を述べる。
本当は意外もなにも、
まさかもなにも無いのだろう。
その人はずっと、そのようなテーマの上にずっと
生きてきたのだ。
特に、ひとりきりの時には、そのテーマと向かい続けていたはずだ。
ひとりきりのとき、人々は何を考えているだろう。
それは外からはわからない。多分、家族にもわからない。
本人も気づいていないかもしれない。
ともかく、ひとりきりのときは、シリアスになりがちなのではないか、
と仮定する。シリアスというよりは、自分の人生に真面目になるのではないか。
表面上はともかく、人は皆きっと、自分の人生を一所懸命、ぎりぎりに
生きているのだと思う。生きるというのは結局そういうことなんだ。
どんなお笑い芸人とて、お笑いを生み出すアイデアを考える時は
真面目で必死なのではないか。
そのシリアスを、楽しめばいいのにな、あまり暗くなる必要はないよ。
と思って忘れないように記した今夜。
もっとも僕は、浮かれた時は一人でアホな夢を見ているなぁ、、
と我に返った。今はたぶん、シリアスなテンションなだけだな、きっと。